記事内に商品プロモーションを含む場合があります
この記事を書いた人
やくたろ

現役薬剤師、店長・管理薬剤師
施設在宅・個人在宅で常時100名ほどの患者様担当

グループ病院勤務経験あり
医薬品安全管理責任者、感染対策委員会や医療安全委員会の経験

転職で50〜100万ずつ上げていっているので、薬剤師転職の考え方についても伝えていきます

やくたろをフォローする

薬剤師の年収は本当に低すぎる?平均年収と年収1,000万円を目指すリアルな方法

「失敗しない」 職場別転職サイト

ドラッグストアなら調剤薬局・病院なら企業なら
入職後のミスマッチが少なく、ドラッグストア求人が多めです年収600万円以上の薬局・病院求人を多数保有する転職サイト正社員や派遣を含め、企業求人を多数保有



お仕事ラボ
ファルマスタッフ
ファルマスタッフ




アポプラス薬剤師

「薬剤師って、国家資格なのに思ったより年収が低いよね…」


そんな声を、同僚やSNSでもよく見かけませんか?


僕自身も、30代になって仕事に慣れてきた頃、「このまま働き続けても収入は頭打ちなのかな…」と不安になったことがあります。


実際、薬剤師の平均年収は決して低いわけではありませんが、「リスクと責任の割に見合わない」と感じる人が多いのも事実。


この記事では、薬剤師の年収が低すぎると言われる理由や、年収1,000万円を目指すための現実的な方法を、等身大の目線でお話しします。


薬剤師の年収は本当に低すぎるのか?平均年収と他職種との比較でわかる現実

「薬剤師って、国家資格の中では年収そこそこ高いって聞くけど、実際どうなの?」


そんな疑問に答えるために、まずはデータを見てみましょう。

厚生労働省の調査によると、薬剤師の平均年収はおよそ550〜600万円

年代別に見ても、20代で400万円前後、30代で500〜600万円、50代で700万円ほどが一般的です。


一見すると悪くない数字ですが、問題は学費と労働量のバランスなんですよね。

薬学部は6年制で、学費も私立なら1,000万円を超えることが多い。


それだけ投資して卒業しても、手取りにすると月30万円台。


「え、これでやっていけるの?」と感じる人が出てくるのも当然です。

さらに、医師の平均年収が1,400万円前後というデータを見ると、同じ6年制を出ているのに2倍以上の差があります。

「低すぎる」と感じるのは、単にお金の問題というより、努力に対する報酬のギャップが原因かもしれません。


薬剤師が「年収が低すぎる」と感じる3つの理由

僕自身、最初のころは「そこそこもらえてるし、いいかな」と思ってました。


でも家庭を持ち、子どもが生まれると、現実が見えてきます。


学費が高いのに給与が見合わない

薬学部は6年間。医師と同じように国家資格を取るまで長い道のりです。

にもかかわらず、就職してみると初任給は20万円台後半〜30万円台前半。


友人の看護師や理学療法士と比べても、そこまで差がないと感じることもあります。

「6年も頑張って、奨学金も抱えて、この収入?」


そんな気持ちになるのは自然なことです。


責任が重いのに評価されにくい

薬剤師の仕事は、患者さんの命に関わる責任ある仕事です。

でも、評価基準が「調剤の速さ」「正確さ」「勤務態度」といった定性的なものに偏りがち。


営業職のように成果が目に見えるわけではないので、年収が上がりづらい構造になっています。


組織内で昇給の天井が早い

調剤薬局やドラッグストアでは、ある程度経験を積むと管理薬剤師に昇進できます。

でも、そこから先のポストが少ない。


「店長」や「エリアマネージャー」など限られた役職を取り合う形になるため、早い段階で年収の上限が見えてしまうんです。


薬剤師でも年収1,000万円を目指せる5つのキャリア戦略

「年収1,000万円なんて無理だよ」と思っていませんか?

実は、薬剤師でもやり方次第で十分に狙えます。


僕も最初は半信半疑でしたが、周りには実際に達成している人もいます。


1. 高年収の職場に転職する

最も現実的なのが「転職」です。


調剤薬局や病院では年収の上限が見えやすいですが、ドラッグストア地方の職場では違います。

特にドラッグストアは、店舗展開が多いぶん昇進ポストが豊富で、年収800〜1,000万円の管理職も珍しくありません。


また、地方では人手不足が深刻なので、都市部よりも100〜200万円高い条件が提示されることも。


僕の知人は、都会から地方に移って年収が一気に200万円アップしました。


2. MR(医薬情報担当者)に転職する

営業が得意なら、製薬企業のMR(医薬情報担当者)も高収入の道です。


成果に応じてインセンティブが支給されるため、実力次第で年収1,000万円も夢じゃありません。

ただし、MRは求人数が少なく、転職ハードルは高め。


それでも、薬剤師として培った医薬品の知識を活かせるので、挑戦する価値はあります。


3. 管理薬剤師やエリアマネージャーに昇進する

管理薬剤師は、職場の中では責任もありますが、その分年収も上がります。


一般薬剤師より100〜150万円ほどアップするケースもあり、地道なステップアップとして現実的です。

また、チェーン薬局ではエリアマネージャーに昇進すれば年収800万円超も可能。


「同じ場所に居続けるより、キャリアを少しずつ積み重ねる方が結果的に稼げる」


これが僕が感じたリアルな感覚です。

やくたろ
やくたろ

中小の薬局チェーンの幹部候補だと、年収900万以上。年収1000万も見えてくる水準です。


4. 掛け持ちや夜勤勤務で収入を底上げする

掛け持ち勤務や夜勤を取り入れている薬剤師もいます。

夜勤手当や休日勤務を組み合わせれば、年収800万円以上も狙えます。

もちろん体力的にはキツいですが、「短期間で貯金を増やしたい」ときには有効です。


例えばドラッグストアで平日働きつつ、週末だけ在宅医療のサポートに入るなどの働き方。


柔軟な働き方を選べるのも、薬剤師の強みですよね。


5. 副業や資格取得でスキルを収入に変える

最近では、薬剤師向けのオンライン相談や医療ライターなど副業で稼ぐ人も増えています。


さらに資格を取れば、昇給や手当の対象になることもあります。

例えば「認定薬剤師」や「日本糖尿病療養指導士」などは、資格手当で月数万円つく場合も。


「資格=年収アップの近道」とまではいかなくても、信頼性と評価は確実に上がります。


年収を上げるためにおすすめの資格とスキル

僕も30代になってから資格の重要性を感じ始めました。

若い頃は「資格なんて意味ないでしょ」と思ってましたが、持ってる人はやっぱり強いです。


認定薬剤師・専門薬剤師

研修や試験を通して専門分野のスキルを証明する資格です。

特にがん、感染症、小児薬物療法などの分野では需要が高く、資格手当が支給される職場もあります。


何より、「この分野はこの人」と信頼されるようになれば、転職市場でも強みになります。

研修認定薬剤師制度とは

認定実務実習指導薬剤師

薬学部の学生を実務実習で指導できる資格。

教育的な立場を経験できることで、自分のスキル整理にもなりますし、上司からの評価も上がります。

地味ですが、管理職へのステップアップにもつながる資格です。


日本糖尿病療養指導士・NR・サプリメントアドバイザー

生活習慣病や健康志向が注目されている今、これらの資格はかなり実用的です。

患者さんへの栄養指導やサプリ相談の際に役立ち、ドラッグストアでも重宝されます。

「薬を出すだけじゃない薬剤師」になりたい人にはぴったりの方向性ですね。

受験資格について - 一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構
受験資格について 第26回認定試験(2025年度)から受験資格の一部が変更になりました。 受験資格 受験資格要件認定の基準日は、受験年度の6月30日です。この日の時点で受験資格の1.から3.を満たして...
NR・サプリメントアドバイザーとは|一般社団法人 日本臨床栄養協会

ケアマネージャー・スポーツファーマシスト

薬剤師とケアマネージャーのダブルライセンスは珍しく、介護領域でも活躍できます。

また、スポーツファーマシストはアンチドーピング支援に関わる専門資格。

どちらも薬剤師の枠を超えた活躍ができるので、市場価値を高めるにはもってこいの資格です。

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは?役割や仕事内容を知ろう|生涯学習のユーキャン
ケアマネジャー(介護支援専門員)がどのような仕事をしているのかご存じでしょうか。ここでは、ケアマネジャーの役割や仕事内容についてご紹介します。
公認スポーツファーマシスト認定制度概要 | スポーツファーマシスト
公認スポーツファーマシスト認定制度概要ページです。公認スポーツファーマシストは、最新のアンチ・ドーピング規則及びスポーツ薬理学、スポーツ医学、スポーツ科学に関する知識を有する薬剤師です。

まとめ:薬剤師の年収は低すぎる?行動次第で未来は変えられる

「結局、薬剤師の年収って低いの?高いの?」


僕の答えはこうです。


“行動しない人にとっては低すぎる、でも動く人にとっては十分上げられる”

平均年収だけ見れば、薬剤師は決して安くありません。


ただし、現状維持では上がりにくい職種でもあります。

僕自身も、数年前に転職と資格取得を同時に進めた結果、年収が80万円ほど上がりました。


特別な才能があったわけじゃありません。


ただ、「このままでいいのかな」と思ったとき、一歩踏み出しただけです。

薬剤師は、知識と経験を積み上げることでキャリアの幅が広がる仕事です。


「年収が低すぎる」と感じたら、それはチャンスのサイン。


転職・資格・スキルアップ、どれからでもいいので、今日から少しずつ動いてみてください。


未来の自分に、きっと感謝されるはずです。

やくたろ
やくたろ

行動するか、しないかはあなた次第
あなたの未来は今の決断で左右されます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました